【ノーコード】サイトの足元も美しく。「フッター」の編集とコピーライト表記の設定方法

「おしゃれなサイトは足元(フッター)から」 。

ヘッダーやメインコンテンツを作り込んでも、ページの一番下にあるフッターがデフォルトのままだったり、意味のないリンクが並んでいたりすると、最後にユーザーをがっかりさせてしまいます。

LWRサイトのフッターは、非常に柔軟に編集可能です。 この記事では、柔軟な設定が可能になるAppExchangeの紹介をしながら、実際の配置画面イメージを用いてフッターを「自社仕様」にカスタマイズする手順を解説します。

フッターの構造を理解する

LWRサイト(Build Your Own テンプレート等)では、フッターは特別な機能ではなく、単なる 「ページ下部の共通領域」 です。 ここには、ヘッダー同様に好きなコンポーネントを配置できます。

  • よく使われるコンポーネント:
    • テキストブロック: テキストリンクやコピーライト用
    • サイトのロゴ: ロゴ画像を表示
    • 列: レイアウト調整
    • Flexi-Grid Layout: 細かいレイアウト調整用 AppExchange

おすすめAppExchangeコンポーネント: Flexi-Grid Layout (LWR)

はじめに、LWRサイトの構築におすすめのAppExchangeコンポーネントをインストールしましょう。

インストールしたい組織にログインした状態でURLの末尾に以下を追加するとインストール画面を開くことができます。
/packagingSetupUI/ipLanding.app?apvId=04tDn000000Rxh5IAC&src=U

例: https://xxx.lightning.force.com/packagingSetupUI/ipLanding.app?apvId=04tDn000000Rxh5IAC&src=U

「管理者のみインストール」を選択して完了してください。

  • インストールするアプリ
  • 組織を選択
  • チェックを入れてインストール
  • 管理者のみでOK

実践:フッターにコンポーネントを配置

ビルダーを開いてコンポーネントを配置していきます。

まずはインストールしておいた Flexi-Grid Layout (LWR) をフッターに配置します。

Flexi-Grid Layout (LWR) では、Saasy、Astro、Einstein、… というように Salesforce マスコットたちの名前で領域の名前が付けられています。

それぞれのサイズを 0 – 12 の間で決めることができ、12を超えると次の要素は表示が下に送られるようになります。

ここから少し複雑になりますが、デスクトップ / タブレット / 携帯 それぞれのビューモードごとにレイアウトを決めていきましょう。

デスクトップ

デスクトップでは、Saasy 4 / Astro 0 / Einstein 8 という比率にしてあります。

普通は Saasy 4 / Astro 8 でいいのですが、他のビューとの兼ね合いでデスクトップは Astro を使わずに 0 としています。

Saasy の中にロゴ画像とテキストブロックを配置します。

Einstein の中に、さらにもうひとつの Flexi-Grid Layout (LWR) を配置しましょう。
ふたつめの Flexi-Grid Layout (LWR) は12分割のうち Saasy 3 / Astro 3 / Einstein 3 というふうに3を余らせて配置しています。これはこのサイトで右下に配置しているエージェント呼び出しボタンと重ならないようにするための工夫です。

完成イメージがこちら。

タブレット

タブレットでは、Saasy 3 / Astro 1 / Einstein 8 という比率にしてあります。

ロゴ画像の領域ともうひとつの ふたつめの Flexi-Grid Layout (LWR) が近づきすぎないように、Astro で間を開けています。

完成イメージはこちら。

携帯(モバイル)

最後に携帯のビューでは、Saasy 12 / Astro 0 / Einstein 12 という比率にしてあります。

上にも書いたように12を超えると次の要素は表示が下に送られるようになります。モバイルのような狭い横幅では12で指定することで横並びではなく縦並びになリます。

さらに、ロゴ画像の領域 (Saasy) を一番下に出したかったので、表示順 (Order) を工夫して Einstein / Saasy / Astro の順番にしています。

完成イメージはこちら。

モバイル表示の確認

ヘッダー同様、フッターもモバイルでの見え方が重要です。

  • リンクが縦に並びすぎて長くなっていないか?
  • 指でタップしやすい間隔か?

ビルダーのモバイルビューで確認し、必要であればパディング(余白)を調整します。

まとめ

フッターは、ユーザーが「迷子になった時」や「運営情報を知りたい時」に見る場所です。 派手な装飾は不要ですが、正確な情報見やすいリンク を配置することが信頼に繋がります。

忘れずに実装しておきましょう。

参考URL

Design Beautiful Responsive Web Pages with Lightning Web Runtime

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