【必読】なぜ今、Aura ではなく LWR を選ぶべきなのか?

LWR サイト構築を加速させる!Experience Cloud 向け AppExchange コンポーネント 13選

この記事はバージョン Winter ’26 において執筆しています。
現在の動作と異なる場合がありますので、ご認識おきください。

最近は Lightning Web Runtime (LWR) ベースのサイト構築が主流になりつつありますが、従来の Aura サイトに比べて「標準コンポーネントが足りない」「痒い所に手が届かない」と感じる場面もまだ多いのではないでしょうか。

今回は、そんな悩みを解消してくれる「Experience Cloud LWR Apps」サイトで紹介されている、便利な AppExchange コンポーネント(Salesforce Labs 製の無料・オープンソース)をまとめてご紹介します。これらを活用して、開発スピードを劇的に向上させましょう!

DXforce Point

※本記事で紹介するコンポーネントは Learn Experience Cloud で紹介されている情報を基にしています。導入の際は必ず AppExchange の最新情報やメンテナンス状況をご確認ください。

なぜ LWR 向けコンポーネントが必要なのか?

LWR はパフォーマンスが高く、開発の柔軟性も高い反面、Aura 時代にあった「タブ」や「アコーディオン」などの標準コンポーネントが初期段階では不足していました(※現在は標準機能も拡充されつつあります)。

ここで紹介するコンポーネントは、そうしたギャップを埋め、さらに高度なデザインや機能を実現するための強力な助っ人たちです。

レイアウト・デザイン系コンポーネント

サイトの見た目を整える上で必須級のコンポーネントです。

Flexi-Grid Layout for Experience Cloud (LWR)

LWR のレイアウトにおける「救世主」です。

  • 特徴: 最大12の領域(リージョン)を作成し、それぞれの幅を SLDS グリッドシステムに基づいて自由に設定可能。
  • メリット: 標準のグリッドよりも柔軟にカラム幅やスタッキング(スマホでの積み重なり方)を制御できます。カスタム CSS クラスも適用可能です。

以下の記事で使い方を紹介しています。

Tabs and Accordions for Experience Cloud (LWR)

標準コンポーネントで実現しにくい複雑なタブやアコーディオンUIを作成できます。

  • 特徴:
    • 最大10個のタブまたはアコーディオンセクションを作成可能。
    • アコーディオンは、あらかじめ開いておくかどうかを個別に設定可能。
    • [Render Mode] を [Tabs w/ Accordion on Mobile] に指定すると、モバイルビューではアコーディオンに、それ以外のビューではタブに自動表示します。
  • メリット: 各セクションに他のコンポーネントをドラッグ&ドロップで配置できるため、情報量の多いページをスッキリ整理できます。

AnyModal for Experience Cloud (LWR)

LWR サイトで自由なモーダルウィンドウを実装できます。

  • 特徴:
    • ボタンクリックだけでなく、スクロール率や経過時間などをトリガーにモーダルを表示可能。
    • モーダルの表示領域を「すべて」「ボディのみ」「ヘッダーとボディ」「ボディとフッター」から選択可能。
    • モーダルを閉じた後の動作に「何もしない」「画面再読み込み」「別URLに遷移」から選択可能。
    • その他設定や細かいスタイル指定も多数。
  • メリット: フローや動画、フォームなどをモーダル内に配置でき、CV率向上や重要なお知らせの表示に役立ちます。

Icon for Experience Cloud

  • 特徴: SLDS、Font Awesome、Google Fonts など 13,000 以上のアイコンを使用可能。
  • メリット: サイズ、色、背景などをビルダー上で細かく設定でき、CSS を書かずにリッチなUIを作れます。

機能拡張・ユーティリティ系

標準機能だけでは実装にコードが必要になるロジックを、設定だけで実現します。

Personalize Anything for Experience Cloud (LWR)

個人的に一番のおすすめです。
「特定の条件」に基づいてコンポーネントの表示/非表示を制御できます。

  • 特徴: ユーザー項目、Cookie、URL パラメータ、デバイス(フォームファクタ)などを条件に設定可能。
  • メリット: 「式ベースの表示ルール」よりも詳細に、動的なパーソナライゼーションを実現できます。

以下の記事で使い方を紹介しています。

Linkify Anything for Experience Cloud (LWR)

  • 特徴: 複数のコンポーネントをグループ化し、その領域全体をリンク化します。
  • メリット: 「カード型レイアウト全体をクリック可能にしたい」といった、よくある要望をノーコードで実現します。

Multi-Level Navigation Menus

  • 特徴: 最大6階層までの深いナビゲーションメニューを作成可能。
  • メリット: 標準ナビゲーションでは階層が足りない大規模なポータルサイトで威力を発揮します。

業務・特定用途向けコンポーネント

File Upload for Experience Cloud (LWR)

  • フローや Experience ビルダーで使えるファイルアップロードコンポーネント。LWR でのファイル添付要件に対応します。

Notification Bell for Experience Cloud (LWR)

ユーザーへの通知を表示するベルアイコン。LWR サイトに通知機能を簡単に追加できます。

Events Calendar

  • 多機能なイベントカレンダー。イベントの色分け、タイムゾーン変換、フィルタリングなどが可能です。

Barcode Scanner (Mobile Publisher)

  • Mobile Publisher アプリ向け。クリック設定だけでバーコードスキャン機能を実装できます。

Knowledge Article Body Content

  • ナレッジ記事の「本文のみ」を表示したい場合に便利です。標準レイアウトだと余計な項目が表示されてしまう場合に活用できます。

Social Sharing

  • SNS シェアボタンを配置するコンポーネント。コミュニティの活性化に寄与します。

まとめ

これらのコンポーネントの多くは Salesforce Labs などによって提供されており、無料で利用できるものがほとんどです。 「LWC でゼロから作る」のも楽しいですが、まずは既存のコンポーネントで要件を満たせないか検討することで、開発工数を大幅に削減できます。

ぜひ、あなたの LWR プロジェクトでも導入を検討してみてください!

参考URL

Experience Cloud LWR Apps

DXforceの管理人

福島 瑛二

2013年にJavaエンジニアとしてのキャリアをスタート。2019年にSalesforceと出会い、Salesforceエンジニアの道へ。

デザインや UI/UX の観点からもシステムを捉え、ユーザーにとって心地よい体験を実装することにやりがいを感じています。

CRM(顧客データ)や Data Cloud と連携した高度なサイトを目に見える形で表現できる Experience Cloud に大きな可能性を見出しており、バックエンドのデータ構造とフロントエンドの表現力を極めることがこれからの Salesforce エンジニアに求められるスキルだと確信しています。

Trailblazer: efukushima

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